perverse
「-----見返すためには、美波ちゃんは幸せにならなければいけない」

その言葉を聞いて『あー絶対無理!!』って思った

こんな重い女、幸せになれるわけがない

「俺が美波ちゃんを幸せにしてあげる・・・・」
「-------」

-------突然の告白に、私の中の時間が止まる

なぜ彼はそんなことを言うのだろう?

私は弟の元カノ、交際できる関係ではないのに

「翔の元カノだから付き合えないって思った?」

相変わらず、私のココロ言葉を読み取ったかのように口にする

「------はい・・・・」
「そんなことは気にすることはない。俺は美波ちゃんだから幸せになって もらいたいっ思っている」
「-------」
「翔は俺たちのキューピッドだと思えばいいだから俺とのこと、真剣に考えてほしい」

肩に置かれた彼の手が私の手を握り、彼は呟く

「もちろん、結婚前提で・・・・」


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