breath
樹さんは無視
私のことを考慮したら出る訳にもいかないだろう
このまま居続けたら、ずっと玄関前にいる?
「出ないにしても連絡したほうがいいんじゃないですか?外は寒いのにずっと待っているかもしれないですし」
「部屋の電気がついたのを確認してインターフォンを鳴らしているのかもしれない」
「出たら突撃してくる。会う理由もない。アイツは既成事実が欲しくてココに来ているだけだから」
「既成事実?」
「ここだけの話、アイツ会社の上司と浮気をしているんだ。それを隠すために俺と付き合っているという噂を流している。だから今日もその彼氏と一緒にいる事実が欲しい。そのために待っているだけ」
突然の、現実話で固まってしまった私
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