breath
何事もなかったかのように仕事を続ける

専務はそんな私を見て、近づいてくる

さっきの突っ込みの反論をしなかったから?

ホント、専務って意地悪!

「昨日あげたネックレスはしてくれていないんだ」
「仕事中なので……」

あげ足を取られる前に、速攻かわすと

「仕事中つけてくれると、嬉しくてヤル気になるんだけど」

ニヤって笑いながら言うから、腹が立つ

怒りをぶつけたい衝動を抑えて、冷静を保つ

樹さんの婚約者の私にそんな事を言って、専務はどんなメリットがあるのだろう?

疑問しか浮かんでこなかった

「わかりました。明日からつけてきます。」

冷たくあしらうと、

「望月さん来月の3日の一族の集まりにも来るんだいね?その時もお願い」

えっ、何言っているんですか?

その日は樹さんの婚約者としてのお披露目なんですよ……

「専務?無理です。仕事じゃなくプライベートですから」
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