breath
その日も果てるまで抱かれた


私たちはその後も、毎日飽きる事なく交わっている

肌を重ねる度に、私の不安は払拭されていく

そして心も身体も樹さんのものになっているのを実感


具体的に結婚式の話もしている

披露宴会場のホテルは一族御用達の所があったり、式は神前式

会社以外に取引先の人も呼んだりするので、300人規模の式になるらしい

「芸能人みたいですね……」

って呟く私に、

「綺麗な明日美を見せびらかしたい」

って嬉しそうに言う樹さん

取引先のお偉いさんや、常務であるお父様の同級生も来るので、恥ずかしいから授かり婚は避けたいらしい

「ごめんなさい……あの時、衝動的にあんな事を言ってしまって……」

浅はかな思いをぶつけて反省

こんな私で樹さんの妻は務まるのかしら……

樹さんは私の頭をポンポンと軽く叩き

「俺についてくれればいいから」

って優しい言葉をくれる

私は彼に素直についていこうと思った
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