breath
私は予想外の病名で戸惑いを隠せない

そんな私を年配の看護師さんは、部屋の外に連れて行き喫茶室に連れて行く

「コーヒーでいい?」

笑顔で聞いてくる看護師さんに対してコクンと頷く

「このコーヒーは田村先生から。田村先生は加藤さんと話をしているから、これを飲んで少し待っててね」

優しく微笑みながら言う看護師さん

私を案内だけして帰ると思っていたんだけど、なぜか彼女の前にもコーヒーが置かれていた

「田村先生はチャラいけど優秀だから安心してね」

ケラケラ笑いながら言う。

「ーーー先生、チャラいんですか?」

私には見えないけど……でもさすがにその言葉は口にはできない

「ええ、そうなのよー。加藤さんも友達だからチャラいでしょ?」

「いえ……プライベートは知らないですけど、仕事ではそう見えないです」

そんな話を口にすると

「加藤さんの彼女じゃないのー?てっきり、そうだと思った。お似合いだから」

驚いた顔で言っているから、お世辞ではなく本気なのかもしれない
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