breath
部屋に取り残される私と樹さん

微妙な空気が流れています

聞きたい事はいっぱいあるけど、勇気が出ない……というか、聞いた後、号泣するのが目に見えているので止めておく

今、仕事中だし……

社長と同居するということは、彼が聞くと思うし……あとで報告が来るでしょう

「明日美……痩せた?」
「えっ?この1年で5キロ太りましたよ」

と言うと、驚いた顔をしている

「匠さんと一緒に住んでるの?」
「住んでません!同じマンションで、私は2階で社長は10階です」
「今日部屋を見せてもらう事はできる?」
「部屋の鍵は持っているんですけど、高宮さんを入れていいか今、確認しますね」

そう言う私を怪訝そうな目つきで見ている

「会議中だから良い。それより、何で明日美が匠さんと同じマンションに住んだり、身の回りの事をしているの?」
「いえ、私が社長にお世話になっているんです。病気が再発しないように、気をかけて下さって……」
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