breath
樹、一緒に話を聞いてよ。私会社を辞めないといけなくなる」
縋るように樹さんの腕を掴む前田さん。でも樹さんは、その手を振り払う
「酷い樹…」
「今の仕事はチームプレイなんだ。仕事ができないにも関わらず我儘を通しすぎたのは香奈だ。いつまでもお嬢様感覚では通用しない。そのスタイルをやめたくないのならご両親が言うように実家に帰ればいいだろう?」
樹さんの言葉を聞き涙が目から溢れている前田さん
「じゃあ樹が私と結婚してよ。樹だったら父は許してくれる」
「何を言ってるんだ?無理。何度も言ってるけど婚約者がいます」
「だから別れてくれればいいじゃない」
「無理無理無理」
そう言い、私の手を引っ張り部屋を出る
その後エレベーターに乗り、樹さんは二階のボタンを押す
「私の部屋に行くんですか?」
「そのつもりだけど」
悪気もなく、行くのが当たり前のように言う樹さん
「夕食もないし、外食しません?」
遠回りに拒否したけど樹さんは「ピザでもとろう」と真直ぐ私の部屋に向かう
部屋に着いたら玄関で唇を押し当ててくる
私は抵抗するように両手で振り払おうとしたけど樹さんの力には敵わない
唇が離れ、二人でリビングへ
ソファーに座る樹さんに対して
「樹さんは前田さんと結婚してあげないんですか?」
嫌味?だと思う言葉を口にする。こんな事を言う自分にモヤモヤしているのは、どうしてなんだろう?
樹さんはそんな質問をする私に怒るのではなく
「俺は嬉しい。明日美が俺に嫉妬してくれて」
「嫉妬?」
「そう嫉妬。明日美が俺のことをこんなに思ってくれるのなんて」
縋るように樹さんの腕を掴む前田さん。でも樹さんは、その手を振り払う
「酷い樹…」
「今の仕事はチームプレイなんだ。仕事ができないにも関わらず我儘を通しすぎたのは香奈だ。いつまでもお嬢様感覚では通用しない。そのスタイルをやめたくないのならご両親が言うように実家に帰ればいいだろう?」
樹さんの言葉を聞き涙が目から溢れている前田さん
「じゃあ樹が私と結婚してよ。樹だったら父は許してくれる」
「何を言ってるんだ?無理。何度も言ってるけど婚約者がいます」
「だから別れてくれればいいじゃない」
「無理無理無理」
そう言い、私の手を引っ張り部屋を出る
その後エレベーターに乗り、樹さんは二階のボタンを押す
「私の部屋に行くんですか?」
「そのつもりだけど」
悪気もなく、行くのが当たり前のように言う樹さん
「夕食もないし、外食しません?」
遠回りに拒否したけど樹さんは「ピザでもとろう」と真直ぐ私の部屋に向かう
部屋に着いたら玄関で唇を押し当ててくる
私は抵抗するように両手で振り払おうとしたけど樹さんの力には敵わない
唇が離れ、二人でリビングへ
ソファーに座る樹さんに対して
「樹さんは前田さんと結婚してあげないんですか?」
嫌味?だと思う言葉を口にする。こんな事を言う自分にモヤモヤしているのは、どうしてなんだろう?
樹さんはそんな質問をする私に怒るのではなく
「俺は嬉しい。明日美が俺に嫉妬してくれて」
「嫉妬?」
「そう嫉妬。明日美が俺のことをこんなに思ってくれるのなんて」