breath
でも前田さんは断固拒否。話は平行線になりどちらも引かない状態。妥協案で匠さんの直下で働き使い物になるのなら置いても良いという話になった。前田さんは社長の直下=秘書 と思ったらしく今日の直撃になったとか

やっと理由がわかり、事の流れがわかったので、少しモヤモヤが払拭されたような気がする
「秘書業務を簡単に考えていたようだったから自分が優先して入れると思ったみたい」

ショック
容易だと思われていたんだ
私は誇りを持ってやっていたのに

「今日は和食?」
「ええ、社長はここ数日、外食が続いてますから」
樹さんは、少しムッとした顔をしたのは気のせいだろか?
「早く、俺だけのために食事を作って欲しい」
そう言い、さりげなく私のおでこにキスをした
「樹さん、ここは社長のお宅ですよ」
少し怒ったように言うと、樹さんは「嫉妬だよ」って答える
何を嫉妬する事があるのだろうか?
「食事の準備は仕事ですよ」
「明日美がそう思っていてもね」
何か言いかけるけど、言葉を濁す
意味がわからない
そうしてるうちに、社長が帰ってくる
なぜか隣には前田さん
彼女と目が合う…というか睨まれる
「樹、香奈と話をするからちょっと出かけてもらっていいか?」
「了解」
そう言い私の腰に手を回す
「樹はここにいて」
縋るような声で助けを求める前田さん
「ごめん、これから明日美とデートするから無理」
「何でこの人なの?樹も匠くんも」
「だって俺の婚約者だもん」
「匠くん本当?」
社長はコクンと頷く
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