breath
この格好でもしかしたら
この先の事を考えてみたら不安になってくる
薬の副作用のこと
濡れないとかネットの記事を読んだ事がある
心は樹さんを求めるけど
身体は?
たぶんできない
子宮の奥が疼いているけど、すごく怖くなり樹さんを突き放す
私の顔は俯いているので樹さんがどんな顔をしているのかわからない
かく見れない
「ごめんなさい」
と小さな声で言うのが精一杯
「何で謝るの?明日美は何も悪くない。俺は触れる事ができる側にいられるだけで幸せなんだから」
もう一度、今度はきつく私を抱きしめる
彼の胸に顔を埋め胸の音を聞く
いつもより早く波打っている
『ここが私の居場所って思ってもいいのかな』
心の中でそっと呟いた

『触れるだけで良い』って樹さんは言うけど、さすがにこの格好は刺激的すぎる
私と樹さんの境界線は薄いバスタオル1枚で、下を向けば胸の谷間が見える
結構バストは大きい方
激ヤセはしたけど思ったより胸は減らなかった
それだけは救われたと思う
しばらくして身体が離れる
「着替えますね!」と言う私に対して
「何もしないから、このままの姿でいて欲しい」と言う  
さすがに下着だけでも・・・と思ったけど動きを樹さんに止められて、この格好でお昼寝することに
昼寝といっても朝の11時
薬を飲んだから眠くて・・・
なぜか樹さんもこの部屋のシャワーを浴びているけど、私は一足先にベッドに入り夢の中
いろいろ思う事はあるけど眠ることで逃げる
あの時の記憶が時間と共に薄れていくから
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