breath
樹は手慣れた様子で部屋を選びタッチパネルを押している
来たことあるんだ
年齢的には、当たり前の行動だと思うけどモヤモヤする
考えてみたら私は樹の過去を知らない
知っている事といえば同じ中学で同じクラブの2コ上の先輩ということだけ
藤崎さんを除いて彼が過去にどんな恋愛をしていたとか全く知らない
反対に樹は私の事を知りたがらない
言うほど経験もないけど
部屋を選び鍵を受取りチカチカ点滅する矢印に従い歩く
初めての体験
手を繋いでいるだけ
お互い何も喋らない
部屋に到着しドアを開けて入る
15帖位の部屋の真ん中にダブルベッドが
何となくわかっていたけどリアルに見てしまうと緊張のあまり後退りしてしまう
生娘でもないのに
樹とも何度も肌を重ねているのに
今日の私は何かおかしい
部屋に入ると、私はキョロキョロ部屋を見渡しどこに座ろうか考える
ベッドに座るのはいかにもだし
部屋の片隅にソファーを発見!
隅に座る
樹も私の隣に座り「ネックレスをつけていい?」って聞くので包装をはずしネックレスを渡す
ダイヤのシンプルなデザイン
髪の毛を一つに手で纏めてアップにする
うなじを晒している状態・
樹は背後からうなじに唇を押し当てる
彼の柔らかくて温かい感触がゾクッと刺激する
樹に感じた事がバレタみたい舌でうなじをなぞり出す
この部屋に入ったて何かされる事はわかっていた
たぶん私も不安がはあるけれど、多少は望んでいる
久しぶりの樹が気持ち良い
「あっ・・・」
思わず声が出る
私の声でスイッチが入る樹
彼の手がカットソーの下から入り胸の一番尖ったところを優しく撫でる
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