俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加

こんな日には家に帰って酒が飲みたくなる。

しかしいくら酒を煽ろうとも、酔えるわけでもなかった。

俺は、こんな自分に嫌気が差しているのかもしれない。

もっと違うスタンスで上司として立ち回ることが出来れば、いやせめて誰か一人にでも俺の心情を知ってもらえたら……そうすれば俺は、少しは救われるかもしれないのに……。

もう何度考えたか知れない堂々巡りを打ち切って、グラスに残っていたアルコールを流し込む。

明日は、朝一からプレゼンがある。夜遅くまで飲んでいる場合じゃない……俺はバーボンのボトルを片付けて、ベッドへ入った。


< 4 / 41 >

この作品をシェア

pagetop