先輩、気付いて下さい。
しかもそのギラッギラのネイル。
頭皮に刺さって痛いんですけど…

「ちょっと可愛いからって
 あんま調子乗らないでくれる?」


そう言いながら後ろから登場した2人に手には
水の入ったバケツ。

うわ~、こんなマンガみたいなこと
する人現実にいたんだね…。


無駄に冷静な私は
今日運動着があって良かったと思った。


ニヤニヤしながら近づいてくる先輩達。

真夏だけど
さすがに冷えるだろうな~と思いながら
覚悟を決めて目を瞑った。
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