先輩、気付いて下さい。
なんてぼんやり考えていたお昼休み。


それが現実になってしまった。


「篠田さん、いる?」


自分の名前がした方に視線を向けると
理佳先輩の友達である3人がそこにはいた。


まずい…
変な事考えてたら本当に
なっちゃったじゃん…。


「…結衣、やばくない?」

小声で愛依がそう言った。
…はい。とてもやばいです。


こっそり逃げようかとも思ったけど
そんな事を考えているうちに
見つかってしまい、
3人はジリジリと私の元へ近づいてきて
< 146 / 266 >

この作品をシェア

pagetop