先輩、気付いて下さい。
綺麗な顔が目の前にあったことの驚きと
恥ずかしさで一歩後ずさりした。


「なんで避けんだよ。」

ブスっとわざとらしく頬を膨らませて
拗ねる雄哉先輩。


可愛い…
じゃなくて。


「びっくりしただけですよ。」


冷静を装って返事をした。


「ならいいけど~。
てか、結衣帰らねーの?
こんなところでぼーっとしてさ。」

「傘、忘れたんです。
今朝ちょうど折り畳み傘
鞄から出しちゃって。」

女子力ないとか思われたかな…。
タイミング悪いな~。
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