once again
そして、話していると結構遅い時間になってしまい、帰ろうとなった。

有里華は葛城さんがいるから、問題なかったんだけど、美玲は室長が送っていく話になってしまった。
蓮さんが、責任持って送れと室長に言っていた。

私がどうして?って聞くと、
「あの二人、もしかしたら、いい感じになりそうじゃないか?」
って、

そうなのかな…
美玲も送ってもらう事に、嫌そうな素振りもなかった。
そして、各自帰って行った。

蓮さんは、俺の家でいい?って。
私は頷き、今日は泊まっていくね、と。

「ねぇ、蓮さん。ご両親への顔合わせどうするの?」

それは、私の両親も含めての事。
二人で結婚の話で盛り上がっても、二人とも両親に会ってないから、そのままで話を進める事も出来ないし。

「…そうだな。涼香のお父さんが退院したら、挨拶には行きたいな、って思ってたからさ。いつがいい?」

「私も、蓮さんのご両親に挨拶したいし…」

「先に、俺の両親に会う?」

「いいの?」

「俺も社長就任あるし、ちゃんと親父には言わないとな、結婚したい人がいるって」



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