once again
「な、なんで、有里華がパーティの事分かるの?」

「なんで?って、普通じゃない?退院したんだから、おめでとうパーティでしょ。涼香が如月さんと婚約したんだからお披露目パーティ!でしょ。違うの?美玲?」

違うの?話を振られた美玲も同じく

「…するかな、私の所もしてるわ、そう言えば…」

「え?嘘…二人とも根っからのお嬢様だからって、そんな…」

二人から言われてしまった、パーティの話は、瑠璃から聞いた事と全く一緒の内容だった。私はてっきり、母だけが変わっているかと思っていたのに…

「な、涼香。パーティって?」

「え?あ、父の退院した事をお祝いするから、と瑠璃が婚約したからね、それのお披露目も兼ねてする、って連絡があったの…きっと、蓮さんも出ないといけないんじゃないかな…」

「そうか、大変だな…」

蓮さんも、経験がないみたい…
そうよね、うん。

「有里華、それって内輪だけよね?呼ぶのって、普通は」

「うーん。そうだね、ほんとに親しい人だけかな…」

「そっか…考えておくわ」

「ちゃんと呼んでよ?」

うん、とは言ったけど、呼びたくないな。って言うか、私はやりたくない。
瑠璃だけしたらいいのに…
どうしたものか…

お嬢様の考える事は、理解しがたい…
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