マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
やはり、問題は私の方にあったんだ。
完全に瞳真を避けていたし。
そう思うと、真琴たち同様、瞳真にも申し訳ないことをしたと改めて感じる。
本当に、ごめんね。瞳真。
これからは…いや、これからも今までのように。
『仲間』として、昔みたいに仲よくしていきたい。
…だなんて、こんな風に冷静に思えるようになったのも。
蓑島くんのおかげだ。
全てが良い方向に回っているような気がする。
蓑島くんのおかげ…。
「………」
「…どうしたの?」
ふと顔を上げると、瞳真と目が合う。
しかし、目を逸らさずじっと見つめられているため、意味もなくドキドキさせられてしまう。
な、何…。
「…星月」
「ん、ん?」
「今日、帰り…」
そう瞳真が言いかけた時。
瞳真の背後から、ヌッと影が現れた。
あっ…。
「部活終わったら…あああぁぁっ!」
喋っている最中に、急に悲鳴をあげる瞳真。
突然の大声で、私もつい体をビクッと震わせてしまった。
「部活終わったら?…何?何?水口王子?」
そして再度、瞳真の耳にフッと息をかける。
「…ぎゃああぁぁぁっ!」
「フゥー。感じてるー?」
蓑島くん…突然、現れた。