マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様


…しかし、中には人の気配がなく。

中も白系のリビングは、ガラーンとしていた。


あ、あれ…?


お母さん、いないの?お出掛け?

でも、ただいまって言ったよね?


リビング内をキョロキョロ見回していると、蓑島くんはソファーの方へ赴き、ソファーの背から覗き込んでいる。



「…俺の樹華ちゃん、寝てるわ」



じゅかちゃん?誰?


そのソファーに近付くと、寝息がすやすやと聞こえる。

一緒になってソファーを覗き込んでみると…。

「………」



一人の女性が、タオルケットにくるまって、すやすやと寝ている。

見た感じ、若そうな女性だ。髪の色も明るい。右の耳にはピアスが見える。

こんなに近付いているのに、起きる様子なし。



「今朝が締め切りで夜頑張ってたから、眠たかったんだね」

「…蓑島くんの、お姉さん?」

「いや、お母さん」

「お母さん?!若い…!」

「39歳だけどね。若作りしてんの」

うひひ…と、寝ているお母さんを指差して笑っている。

いや。パッと見た感じ、お姉さんにしか見えない。お母さんというには申し訳ないぐらい若い。

若作りしてるって言っても、年齢も若いよ。うちのお母さん、今年44歳だよ?




そして、目を覚ましたお母さんを目にした時。

更に驚愕の事態を目にすることになる。


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