マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
すると、そこへ。
グランドに繋がる方の通用口がガラッと開かれる。
扉の向こうには、外で体育をやっている男子の姿が…。
「仙ちゃぁーんっ!た、大変だっ!糸田先生呼んでるっ!き、来てくれーっ!」
その声の主は…東くん?!
瞳真と同じクラスのサッカー部員、東くんだ。
その後ろにも男子が二人ほど、女子の体育担当の仙道先生を慌てて手招きしている。
「…はぁっ?!おまえら何!」
試合を見ていた先生は、コートから離れて東くんたちの方へと赴き、話を聞いている。
「…えぇっ!」と、驚きの表情になった。
そして、私達の方へと呼び掛ける。
「ち、ちょっと!もう時間になるから、そのゲーム終わったら授業終了!教室戻っていいから!」
そう言って、先生は東くんたちと一緒に、体育館を出て外へと出ていってしまった…。
「…何?」
「男子、何かあったのかな」
男子は、グランドでサッカーの授業をしている。
仙道先生が必要な用事?何だろう。
あまり関心がなく、外の様子も確認せず。
再び、斗弥子と彩里との談笑に入る。
グランドで何が起こったかも知らずに…。