マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
バカって何!
…と、思う余裕はなく。
温もりに包まれたまま、囁きが耳の中に入ってくる。
「星月が、好きだ」
…まさか、こんな日が来るなんて思わなかった。
信じられない。
でも…嬉しくて。
何だか、泣けてくる。
「…ごめん」
「…え?」
「ずっと、謝りたかった。約束すっぽかして、破ったこと。星月に許してほしいって、ずっと…思ってた」
「あ、あれは!…わ、私も悪いから」
…あれを『もういい』と突っぱねたのは、今思えば妬きもちに近いものが…。
「…で、ずっとこうしたかった」
そう言って、包んでいる両腕にグッと力を入れてくる。
私も…だなんて、心の片隅では本当に思っていた。
それに応えるように、胸に顔を埋めて体を委ねてしまう。
これからも、ずっと一緒にいたい。
瞳真の傍に、いたい…。
…ホント、お互い後悔と『ごめん』が多くて。
たらればばかりだ。
…でも、それは悪いことじゃない。
大切なのは、それからどうするか。
良い方向に、どう持っていくか。
それは自分次第で、悪いことも良いことになることもできる。
そんなことも、わかったんだ。