ご主人様の溺愛注意報!?
「じゃあ、そろそろ昼休み終わるから切るね」




『あら、午後も頑張るのよ!』


『春翔くんによろしくな』




そう言って私は通話を終え、教室に戻った。




よかった、人だかりもなくなってる。




ドンッ

「わっ、ごめんなさ…い」




教室のドアの所で中から出てきた人とぶつかってしまった。


そして、その人を見て私は固まった。




「魁くん…」




「聖南ちゃん…ごめん、前見てなかった」


「ううん、私も」




うう、きまづい…


告白を断ってからほとんど話していない。




魁くんは今まで通りって言ってはくれたけど、やっぱり私は気まずくって。




おはようとかバイバイとか、いつも声をかけてくれるのは魁くんからだった。




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