先生。



そしてあっという間に迎えた修学旅行最終日の夜。



司のおかげで、この4日間が最高の思い出になった。



遊んでいる途中、頭ごなしに怒られている玲太を見つけて、司が助けてあげたりして。


仲悪かったのに、3人ではしゃいだりもした。



やっぱり、2人は最高だったよ。




明日からは、また普通の生活に戻る。


結局この修学旅行でも、一言も先生と話さなかったな。





「先生…」





呟いた言葉は天井に消えていった。


もう深夜の2時をまわっているのに、全然眠くならない。



羊を数えたら本当に眠くなるかな…



だけど、目を瞑ると自然と浮かぶのは先生の顔。



笑っていて優しい顔や、私を怒る教師の顔。


気だるそうに私の自慢を聞く態度や、嫉妬して拗ねている姿。



自然と目が熱くなるけど、それを邪魔するかのように携帯のバイブ音が鳴った。

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