先生。



それから1週間後。


先生に呼ばれて、私は職員室へ向かった。





「ほら。模試の結果だ」





差し出された見慣れた封筒。


それを雑に開けると、見えた分厚い用紙。





「嘘…」





封筒を持つ手に力がこもる。



嘘だ…こんな時期に…





「…どうする?変えるか?」





変える…?


今更?


決めた道を踏み外すの?





‘‘判定B’’


‘‘合格率70%’’





1ヶ月を切った今、こんな結果を出しているのは私だけかもしれない。



頭が真っ白になった。



あんなに勉強したのに。


あんなに必死になったのに。



悔しくて、涙が頬を伝った。


人は傷つく以外に、努力をして報われなかったら涙が出るらしい。





「潤」

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