君の残り時間を僕にください
君に出会ったのは
穏やかで暖かい、そう
今日みたいな日だった。


洗濯日和だから、朝早く起きて
2人分の洋服を庭に干す。


そろそろ彼女を起こす時間かな。





2階にゆっくり上がっていき
扉の前で、深呼吸。




ドアをゆっくりあけると、
彼女は起きていた。



肩あたりまである綺麗な髪
水色のセットアップのパジャマ


窓の方を向いていた彼女は
日の光に包まれていた。





「はじめまして。桜さん」





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