嫌いの反対


総長様は自分の運転によっぽどの自信を持っていらっしゃるみたいだ。


ってか!隆琦は優しいしスピード狂じゃないじゃん!駄目ってズルくない!?




私たちの話を聞いていた下っ端君達は何故かまたアホ面かましてこっちを見ている。

…なんかいけないことでもしたのかな?





「波留多さん、咲良さん乗せるんすか?」

「てか咲良さん隆琦さん希望してたっすよね?」

「あんなスピードで走るのに後ろ乗りたいなんて強者っすね」

「零さんの後ろも希望してたっすよ」

「え!?そうなんすか!?」



…君たち、訳わかんなすぎて仲間でも敬語使ってるよ?



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