向日葵だけが知っている

そう言って、ドーナツを食べる。私はポンデリングのきな粉味。とてもおいしい。

一方、光希先輩はというと、３つのドーナツがお皿に乗っているのと10個ほどのドーナツを持ち帰りの袋にいれていた。

「光希先輩…買いすぎじゃあ…」

「大丈夫よ。これくらい。そんなにかからないし。」

中村先輩が補足してくれる。
「こいつ、めっちゃお金持ちだから。金づかいが荒い。」

「そーなんですね。」



なんだろう。さっきから光希先輩の性格に裏がある気がしてきた。いや、絶対裏あるよな。
さっきもちょっと、声厳しかったし。