向日葵だけが知っている
「代表になりたい人はいますか?」
シーン。誰も手を挙げない。
「そうですか…」
先生、がっかりした様子。でも先生はすぐに表情を変えると言った。
「…じゃあ、辻井さんはどう?先生、やってほしいと思っているんだけど。」
「…はい?」
ちょっと待ってちょっと待って。何で私?先生!

「だって、辻井さんはあの辻井さくらさんの妹でしょ?こんなの楽勝じゃない?(ニコッ)」
いや、ニコッじゃないから。

先生は私もお姉ちゃんみたいにできると思っているみたいだ。
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