向日葵だけが知っている
「辻井さん、何やりたい?役割。」

もう、決めるのか…私は…
「えっと、裏方がいいで…」

「それでいいの?」

突如、真剣な声が響いた。見ると、その声の主は…光希先輩だった。
「本当に裏方でいいの?私はひまりちゃんは表がいいと思うんだけど。」
「えっ、私が表なんて…」

っでも…私はこのままでいいのかな?嫌なことから逃げ続けて、楽をしようとしてもいつかは後悔するかもしれないんだよ。本当は私も、思っているはず…自分を変えたいって。


そこまで考えると私はぎゅっと拳を握ってうつむくと言った。



「私、表やりたいです。」
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