次期社長と訳あり偽装恋愛
舞も昴くんと私のことを知ってしまい、黙ったまま付き合うことは出来ないと思ったみたい。
二人で話し合った結果、私に打ち明けようとして舞が連絡してきた。
そして私が舞と会う日が決まった。
そういえば、あのバーで会いたいと言い出したのは舞だ。
用意周到に準備されていて、みんな私の反応を窺っていた。
それで私が昴くんに会ってもいいということを聞いてからの朔ちゃんの行動は速かった。
近くでスタンバっていた昴くんに連絡し、本当に会うことになった。
そのことは速攻で昴くんから立花さんやお兄ちゃんにも共有されていた。
話が済み、私がバーを出たと昴くんから立花さんに連絡がいき、マンションの前で待ってくれていたという訳だ。
みんなのチームワークのよさに感心したけど、私が振り回していたみたいで申し訳なさもある。
それでも、全て丸くおさまってみんなハッピーだ。
洗濯物を干し終わり、出掛ける準備をしていたらインターホンが鳴った。
私はバッグを掴むと玄関に行きドアを開けた。
「こんにちは」
ドアの向こう側に立っていたのは、立花さんだった。