【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
「……愛川、先生?」
「高梨さん? どうして君が、こんなところにいるの?」
愛川先生は何かの見間違いじゃないかと言うような顔で、私を見つめている。でもその表情をすぐに真剣なものに変えると、まだ震えの収まらないわたしの体をさっと抱き上げた。
「えっ、あ、ちょっ、ちょっと……」
突然のことに一瞬思考が止まり狼狽える。究極とも言えるほどの愛川先生との接近、それに加え目線の高さに頭がクラクラする。
どうして苦手な真澄に、抱き上げられているのか。それさえもわからないのに、勝手に熱を帯びてゆく体に戸惑うばかり。
おもわず愛川の腕をギュッと掴むと、やおら顔を上げた。
「お、おろして……」
震える唇で言葉を絞り出すが、愛川先生はそれを「ふっ」と笑って受け流す。そして何も答えないままわたしを抱え直し、宿直室の中へと入った。
一度入ったことのあるその部屋は、一通りの物は揃っているが、どことなく殺風景でそしてとても寒い。
さっきまでの恐怖とは違う感覚に体をブルッと震わす。するとその様子に気づいたのか、愛川先生はわたしを労るようにベッドの上にふわりと下ろし、自分の羽織っていたコートを肩に掛けてくれた。
「寒いよな。すぐ温まると思うから、ちょっと待って」
愛川先生はそう言うと、ピッと暖房のスイッチを入れた。
なんかいつもの愛川先生と感じが違う。直感的にそう思ったが、何も言えないままミニキッチンの前で動く彼をただ見つめていた。
「高梨さん? どうして君が、こんなところにいるの?」
愛川先生は何かの見間違いじゃないかと言うような顔で、私を見つめている。でもその表情をすぐに真剣なものに変えると、まだ震えの収まらないわたしの体をさっと抱き上げた。
「えっ、あ、ちょっ、ちょっと……」
突然のことに一瞬思考が止まり狼狽える。究極とも言えるほどの愛川先生との接近、それに加え目線の高さに頭がクラクラする。
どうして苦手な真澄に、抱き上げられているのか。それさえもわからないのに、勝手に熱を帯びてゆく体に戸惑うばかり。
おもわず愛川の腕をギュッと掴むと、やおら顔を上げた。
「お、おろして……」
震える唇で言葉を絞り出すが、愛川先生はそれを「ふっ」と笑って受け流す。そして何も答えないままわたしを抱え直し、宿直室の中へと入った。
一度入ったことのあるその部屋は、一通りの物は揃っているが、どことなく殺風景でそしてとても寒い。
さっきまでの恐怖とは違う感覚に体をブルッと震わす。するとその様子に気づいたのか、愛川先生はわたしを労るようにベッドの上にふわりと下ろし、自分の羽織っていたコートを肩に掛けてくれた。
「寒いよな。すぐ温まると思うから、ちょっと待って」
愛川先生はそう言うと、ピッと暖房のスイッチを入れた。
なんかいつもの愛川先生と感じが違う。直感的にそう思ったが、何も言えないままミニキッチンの前で動く彼をただ見つめていた。