【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
気のせい……かな。
それにしても、忍び込むところを愛川先生に見つかるとは……。
いきなり抱き上げられたことにも文句を言いたいところだけれど、自分は黙ってこの宿直室に忍び込もうと、病院の決まりに違反する行為をした身。何を言う権利はない。
罪を犯し判決を待つ被告って、こんな気持ちなのかしら……。
少しお気楽とも思われることを考えながら、愛川先生の出方を固唾を飲んで待っていた。
するとミニキッチンで何かをしていた愛川先生が、両手にマグカップを持って戻ってきて、わたしの隣に腰を下ろした。
ど、どうして隣に座るの!?
ビクッと肩をすくめると、愛川先生から人ひとり分あいだを空けた。
「高梨さんにそうやって拒否されるの、今日二回目だな」
愛川先生はそう言うとマグカップを持つ手を膝まで下げ、これでもかというくらいの大きな溜息をついた。
その途端、わたしの胸の中に申し訳ない気持ちが目一杯広がり、愛川先生と目は合わせないまま彼の方を向いた。
「ごめんなさい。これは条件反射というか、癖みたいなもので」
「へえ、そうなんだ。てっきり俺は、高梨さんに嫌われているんだと思ってた」
ぶっきらぼうにそう言うと愛川先生はマグカップを膝から上げ、わたしはそれを両手で受け取った。
それにしても、忍び込むところを愛川先生に見つかるとは……。
いきなり抱き上げられたことにも文句を言いたいところだけれど、自分は黙ってこの宿直室に忍び込もうと、病院の決まりに違反する行為をした身。何を言う権利はない。
罪を犯し判決を待つ被告って、こんな気持ちなのかしら……。
少しお気楽とも思われることを考えながら、愛川先生の出方を固唾を飲んで待っていた。
するとミニキッチンで何かをしていた愛川先生が、両手にマグカップを持って戻ってきて、わたしの隣に腰を下ろした。
ど、どうして隣に座るの!?
ビクッと肩をすくめると、愛川先生から人ひとり分あいだを空けた。
「高梨さんにそうやって拒否されるの、今日二回目だな」
愛川先生はそう言うとマグカップを持つ手を膝まで下げ、これでもかというくらいの大きな溜息をついた。
その途端、わたしの胸の中に申し訳ない気持ちが目一杯広がり、愛川先生と目は合わせないまま彼の方を向いた。
「ごめんなさい。これは条件反射というか、癖みたいなもので」
「へえ、そうなんだ。てっきり俺は、高梨さんに嫌われているんだと思ってた」
ぶっきらぼうにそう言うと愛川先生はマグカップを膝から上げ、わたしはそれを両手で受け取った。