終わりは始まりか ~私達の場合~
麻生くんも陽輝を眺めながら、そんな事を言う。

「ふ~ん。」

それが気に入らないように、投げやりに伊吹が反応する。

「それよりこんな早くにどうしたの?」

私は伊吹に問いかける。

「ちょっと足りない物があってさ。ちょっと倉庫を確認させてもらって良いか?」

「そう、鍵を開けるわ。お父さん、陽輝をよろしくね。」

伊吹の言葉に私は鍵を手にすると、伊吹と外へ出た。

私は倉庫の前に立つと鍵を開けて、ドアを開けながら伊吹を見る。

「伊吹?」

そこにはいつもと違う固い表情をした伊吹の顔。

「…とにかく中に入れてくれ。」

静かにそう言う伊吹と共に、私は倉庫の中に入った。

伊吹は倉庫のドアを閉めた。

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