私という存在は、貴方からするとどんなふうに移っているのだろう
── 私を見るなり、両親は、恐怖の目を向ける ──
私はまだ小さかった……何故?どうして?
そんなことが頭に浮かび……手に持っていた
キラキラ光る綺麗なもので両親の首に、刺す
両親は、怯えた顔のまま動かない……
私は……
「ママ?パパ?なんで?どうしたの?」
扉が開く…両親と同い年くらいの大人が
入ってきた……そしてこう言った

「これは、君がやったのか?」
私は……わけも分からず……

「おじさんだぁれ?ママのおともだち?」
気づけばそんなことを聞いていた……

「そうだよ。おじさんは、ママやパパの知り合いさ」

この男の人は、笑った……

「おじさんは、わたしのことこわくないの?」

男の人は、愛おしそうな目を私に向けた……

「どうして?こんなにも可愛い君を怖いなんか思わないよ」

男の人は……そう言って私を抱きしめた……
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