私という存在は、貴方からするとどんなふうに移っているのだろう
── 私の名前は… ──
私の名前は、結城 唯那(ゆうき ゆいな)目の前には、
カッター、包帯を用意していた。
"いつも"の行為をするだけだ…。
左腕の包帯を取る…。傷は消えかけだった。
そこにカッターの刃を入れ始める…
「……っ……」赤い何かが垂れる。
それを見て私は…「今日も綺麗……。」

── チュンチュン ──
目が覚めると、私は、左腕を見た。包帯に滲んでいる血。今日も迎えが来る。

── ピーンポーン ──

「はーい。」という声と一緒に玄関を開けた。

目の前には、高身長でモデルのようにスラッと長い脚、そして好青年だ。「おはよう。」彼の名は、
漣 麗都(さざなみ れいと)。
彼ーいや、麗都は、私の左腕に目を落とした。
「またしたの……?」「えっとしちゃった。」
麗都は、私の一個上の先輩であり、彼氏なのだ。
「だめって言ったのに」心配そうな目をしている。「大丈夫だよ。」「何がだよ。」「深くはしてないし、」私が拗ねたように言うと、愛しそうな目で私を見てくる。「……?何?どうしたの?」「ううん。中入っていい?」私は頷いた。「相変わらず、寂しい部屋だな」「仕方ないよ、1人だし、」

そう私は、小さい頃から1人なのである。── 結城財閥の一人娘"だった"私は、漣財閥にひきとられた。何故か?私が産まれた時両親は、"小さい暗殺者"に殺されたのだ。 ──

「学校に行こうか?唯那」「うん。」 ── ガチャ、ガチャン ──
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