チャンスをもう一度

大学の経済学部に入り
また、新しくできた友人達と楽しく
過ごしていた。

絢菜と別れてから
色んな女から告白されたが
俺は、女といるより
男友達と、ワイワイやっている方が
楽しくて、全て断っていた。

二年生になりインターンシップや
研修、実習が始まり
俺は、何社かに申し込み
インターンシップに回っていた。

今日もインターンシップへ
バス停につくと青い顔をした女がいた。
暑い日が続いていたから・・熱中症か・・
俺もスーツで汗をかいていたから
自分の水とポカリを買い
女に渡した。
初めは、びっくりしていたが
ありがとうございます、と言って
一口飲んで、美味しいと言った。
クスッ、面白いやつだ。

俺にお金を渡そうとしたが
倒れられたら後味悪いし
だから、渡しただけ
と、言って去った。

笑顔も少しよくなったから大丈夫だろう。
それにしても綺麗な顔をしていたなぁ
と、思いながら
もう・・会うこともないか
と、このときは思っていた。
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