チャンスをもう一度

インターンシップが無事に終わり
大学に報告に来た帰りに・・・

あの時の女にあった。
お互いにびっくりしたが・・

お互いに自己紹介して
望海は、翌日には
元気になったと言って
また、お礼を言っていた。

本当に律儀なやつだ。
それに美人なのに鼻にかけてなくて
話しやすい。
その上センスも良い。

俺は、この時には
もう望海に引かれていたのだろう
と、思う。

それからは、望海と会うと
話をするようになった。

すると色んなやつから
本小路さんと話せるの?
なんで藤本とは話すの?
まさか、本小路さんと付き合ってる?
とか、聞かれるようになった。

本小路?ああっ、望海の事か・・
そういえば、望海と一緒にいる西園寺は、
モデルをやっているとか。

二人とも違う美人だ。
望海は、どちらかと言うと西洋系
西園寺は、日本系だ。

しばらくして
俺は、望海に告白をした。

望海は、“好き”と言う意味が
わからないと言うので
じゃ、試してみて
と、言うと
受けてくれた。

自分でも、こんなに女に執着したり
必死になるなんて・・・
驚きだった。

それからは、望海の気持ちを
自分に向ける為に必死だった。

やっと望海と本当の恋人同士になり
俺達は、お互いを大事にしていた。

望海は、料理も上手で
部屋はいつも綺麗してくれて
何気無く置いてくれるものも
俺の好みと同じで
俺は、ますます望海にはまり
望海のはじめてをもらってからは
それは、より一層深くなっていった。

望海は、俺の友達関係も大切にして
私も凌が大切だからと
言ってくれた。

自分で言うのもなんだが
俺達は、誰が見ても相思相愛の
良いカップルだと思う。

望海の横は居心地が良くて
最高で大好きな存在だ。

それが・・・
あいつが帰ってきて
あんな事になるなんて

俺は・・・
いったい・・・何を
どうすれば・・・
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