チャンスをもう一度
車の運転中も
母さんにさっき言われた言葉が
頭の中をしめていた。
絢菜の事を心配する前に・・
病院に着いて
絢菜の部屋に行くと
絢菜のお父さんの一彦さんも到着していた。
春美さんと一彦さんから
絢菜の状態を聞いた。
手首の傷は、深くなかったので
傷をテープでとめ
睡眠薬は、多量でなかったので
胃の洗浄をして、今は眠っているが
夕方までには、目を覚ますと
先生から言われたようだ。
春美さんも一彦さんも
ホッとした顔をしていた。
俺は、叔父さん・叔母さんに絢菜からの
手紙を叔父さんに渡した。
叔父さんは、手紙を読んで
『バカなやつだ・・』
と、心配な顔をして呟いた。
叔父さんは、叔母さんにその手紙を
渡した。
叔母さんは、涙を流していた。
俺は、俺宛の手紙も二人に見せた。
それから母さんが
今までの話をかいつまんでしてくれた。
叔父さんも叔母さんも
知らなかったこともあり、
驚きと落胆·····
俺に対して謝罪もしてくれた。
叔父さんは、
俺に自分の生活に戻るように言った。
叔母さんは、
「あなた、陽翔君がいなくて
絢菜は、大丈夫かしら?」
と、言う叔母さんに
「良いも悪いも、陽翔君には
陽翔君の生活があるんだぞ
そんなこと言えるわけないだろう。」
と、叔父さんは言った。
「でも・・あなた・・・」
と、言う春美に。
母・和美は、我が子は可愛い
だが、絢菜ちゃんも心配だ。
だから、
「何かあったら連絡して。
できることがあれば、
なんでもするから。」
と、言って病院を後にした。