愛って何よ?
6、近いんですけど
翌週、二人は金曜日の出来事がなかったかの様に普通だった。

野村くんは新規の大口契約を取ってくるし、永田係長も何件か小から中適度の契約を取ってきていて事務職の私達も大忙し。

すぐに会社全体に噂は行き届き社内も活気付いていた。


金曜日、永田係長が帰った後の野村くんはしばらく呆然としていて私達は声も掛けずただ見守った。

十分位経つと大きく息を吐いて、ワインに手を付けていつも通りに話始める。

グラスのワインが、なくなるとお礼を言って帰って行った。



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