愛の囁き☆私は強くない番外編☆
シャワーを浴びながら、何を着て行こうか迷っていた。

拓真さんと、ドライブ。
ふふっ。なんかいいなぁ、デートみたいで…って、デートじゃない。
一人浴室で騒いでいた。

散々迷って、この間買ったピンクのワンピースを着る事にした。
少し丈が短いから、着るのは勇気がいるなと思っていたけれど、拓真さんに見てもらいたいって思ったから…

姿見の前で何回目のターンをしたんだろう、私。

髪の毛はどうしよう…

車に乗るなら、窓開けたらグチャグチャになりそうだし…
可愛くまとめる事にした。

そんな事をしていたら、拓真さんから電話がかかってきた。

「用意出来た?」

「はい!もうバッチリです!」

「じゃ、今から迎えに行くから待ってて」

「はい。待ってますね。運転気をつけて下さいね」

電話を切ってから来るまでの間、ドキドキが止まらなかった。
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