逃避行は無気力に
ぶぅっと頬を膨らましてふてくされてる。

なんか小動物っぽかったので

その頬を突っついてみる。

「もう!今おれ怒ってんの!」

「ごめんごめん、次から教えてやるから」


蓮の頬をムニムニしながら

冗談でもないようなことを言っていると

昼休み終わりのチャイムが鳴った。


< 22 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop