王様生徒会長と最弱ヒーロー

夏目くんのお父さんと
輝龍くんのお父さんは
ため息をつきながら出て行った。

やっぱり私の言葉は
大人の心には響かない。
ダメだったんだ。そう思った。

だけど、顔をあげた2人は
スッキリした表情をしていた。

壮吾「本当、葉瑠ちゃんって最高!」

叶斗「まさか、ここまで
乗り込んでくるとはな。」

葉瑠「ごめんなさい。2人の...」

壮吾「いいんだって。
俺も...決心ついたから。」

叶斗「今日から父を説得してみる。」

良かったのかどうかは分からない。
だけど、2人が喜んでくれたから
それでいいんだって思う事にした。
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