王様生徒会長と最弱ヒーロー
壮吾父「呆れてものも言えない。
壮吾、今日の所は帰るぞ。」
腕を掴んだその手を
夏目くんは振り払った。
叶斗父「とんだ邪魔が入ったな。
行こう。叶斗。」
輝龍くんは座ったままだった。
壮吾父「何をしてるんだ、お前は!」
壮吾「お父様。サッカーを
続けさせて下さい。」
夏目くんは頭を下げた。
叶斗「お父さん。俺は絵が描きたい。」
叶斗父「また、そんな事を...」
叶斗「お父さんのように
諦めたくないんだ!
やれる所までやってみたい。
だから、お願いします!」
輝龍くんは頭を下げた。
壮吾父「お前はもっと
物分りの良い人間だと
思っていたよ。失望した。」
叶斗父「私の教育は
失敗だったようだな。
本当に残念だ。」