王様生徒会長と最弱ヒーロー

葉瑠「皆、自分の事が1番大切だよ。
でも、そんなの当たり前なんだ。
だってずっと一緒に生きてきたのは
自分しかいないんだ。
だからね、私は自分以上に
好きな人がいる事を誇りに思う。
それってさ、めちゃくちゃ
凄い事なんじゃないのかな?
誇れる事なんじゃないかな?」

大倉くんは、涙した。
私の言葉に...涙を流してくれた。

葉瑠「大倉 承!今こそ決戦の時だ!
あなたが傷を負ったなら
私たちがその傷を癒す。
だから、怖がらずに立ち向かうんだ!」

承「...告白ってさ...
どんなタイミングですればいいの?」

壮吾「伝えたい。...そう思った時だ。」

叶人「どうせダメならやってみる。
俺たちはサクにそう教わった。」

偉琉「ダメで元々。当たって砕けろ。
上等じゃねぇか。承、男になって来い!」

頷いた大倉くんは
教室を走って出て行った。
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