王様生徒会長と最弱ヒーロー
...何で今更...。
慌てて支度を済ませた私は
青柳くんの家へと向かう。
ーピンポンピンポン
執事「どちら様でしょうか?」
葉瑠「あの...!青柳くん...
偉琉くん、いますか?」
偉琉「うるっせぇな。
そこで待ってろ。」
いつも通りの青柳くんの声が
聞こえてきて私は少しだけ安心した。
ーガガガー
重たい門の開く音が聞こえると
青柳くんがこちらに向かって歩いてきた。
葉瑠「青柳くん、大変!」
偉琉「ニュースの事だろ?
別にどうって事ねぇだろ。
車、回してあるから乗ってけよ。」
...何で青柳くんは
平気でいられるんだろう。