王様生徒会長と最弱ヒーロー

葉瑠「何のために一緒にいたの?」

叶斗「よく分からない。」

壮吾「...確かに。
深く考えた事なかったな。」

ーガラガラ

教室の後ろの扉が開くと
相変わらず王様は
我が物顔で歩いてくる。

だけど、そこに席はない。
さっきクラスの男子が
運んで行ったから。

王様は小さく舌打ちをすると
教室を出て行った。

私は追いかける。居場所は知ってる。
私が1番よく知っている。

焼却炉に着くと王様は
机を運ぶ事はせず
芝生に寝転がり空を見上げていた。
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