王様生徒会長と最弱ヒーロー
偉琉「お前、分かってるのか?
俺が今から新しい奴等と
新しい生徒会を作れば
お前は今日、退学になるかも
しれないんだぞ?
今日からまたいじめられるかも
しれないんだぞ?」
青柳くんの言う通りだ。
この学校の絶対的王者は
やっぱり青柳くんなんだ。
いつだって出来る。
新しい生徒会を作って
今、青柳くんの事をいじめてる人や
私の事を退学処分にする事くらい
簡単だ。だって、彼は王様だから。
葉瑠「でも、青柳くんは
そんな事しないでしょ?」
偉琉「は?」
葉瑠「夏目くんと輝龍くん以外の人と
青柳くんは生徒会なんて作らないよ。」
偉琉「何、言ってんだよ。お前。」
葉瑠「だって友達でしょ!
鉄壁に守られた強い絆を持つ。
ほら、運ぼう!机!」
分かってしまったんだ。
青柳くんは孤独なんだ。