あなただけが好きだから





「あら豪快ね」




「蓮大丈夫!?」




急いで駆け寄ると、よろよろと蓮が立ち上がる。
立ち上がりながら濡れた髪をあげるその仕草にもドキドキが止まらない。




「あいつらなんなんだよ……」




さっきは気にならなかったけど筋肉が……。




「怜? 顔赤いぞ」




「嘘!」




「嘘じゃねぇって、ほら……」




蓮の手が頬に近付いて……。



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