遠回り

拓「こんなに頼んでもダメか?」

沙「うん、もう無理だわ」

拓「こんなに好きなのに?」

沙「どっちか片方の気持ちが離  れたらもう無理だよ」

拓「分かった」

電話が切れた。

沙織は
少し
気になったが
分かってくれたんだ
と思い
ホッとした。

でも
沙織は
拓也が
部屋を
知ってるのかと思って
ゾッとした。

しばらく
拓也からは
メールも
電話も
来なかったから
沙織は
「ホントに分かってくれたんだ」
と思った。


元気との
付き合いも
長年のブランクを
感じない位
順調だった。
元気との
温泉お泊まりを
楽しみに
毎日
頑張っていた。
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