家庭訪問は恋の始まり
『夕凪が、俺からの電話を嬉しいって思って
くれてる事が分かったし、俺のために武先生と
2人にならないように考えてくれたでしょ?
夕凪が俺の事を考えてくれるの、すっごく
嬉しい。』

「そんな…こと… 」

『そんな事じゃないよ。
こんな曖昧な関係だけど、俺の想いは
通じてるんだなって思えた。
夕凪、ありがとう。』

「うん。」

『じゃ、また明日。
夕凪、おやすみ。大好きだよ。』

「おやすみなさい。」

ふふっ
瀬崎さんにありがとうって言ってもらっちゃった!

嬉しい!


でも…

はぁ………

電話を切って、私は大きなため息を吐く。

明日、どうしよう?

武先生、本気?

あれ?
でも、木村先生、6年も前からずっと片思いしてたって、言ってなかった?

なのに、なんで私?

変だよね!?

また、からかわれた?

あ、でも、おでこだけど、キス…されたし。

ああ、もう考えても分かんないから、今日は寝ちゃおう!!

< 137 / 507 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop