誰からも愛されない・・その後

寒さに目を覚ますと
肌色の物が見えた

だが、寒くてフトンと
肌色の物を手繰り寄せた。
すると、背中を撫でられた。
うん?えっ?・・・・
と、思っていると
ぐっと、抱きしめられた。

ええっ?と、目を擦り開けると
凪さんに抱きしめられていた。
で・・・・
二人とも裸・・・・・
嘘っ?と思っていると
「寒いだろう?
もっとこっちにこい。」
「えっ、ねぇっ、どういう事?」
「覚えてないのか?」
「覚えてないから聞いてるの?」
「でも、どうと言われても
そんな感じになった。
紫月と俺はなんとなく似てると思っていたが
身体の相性も良いよな。」
「なっ、なにを?知らないわよ。」
「なら、もう一度」
と、言うと
キスをされて
びっくりして口が開くと
そのまま舌をからめとられ
吸い上げられる

その間に胸を揉みあげられ
凪の指は、私の中心を翻弄して
息が上がったときには
凪が私の中に入ってきて
私の頭は真っ白になる
「アアン‥‥ウン‥‥」
「クッ‥‥‥ハァ‥‥‥ン‥‥」
揺れる身体・・
何度も突き上げられて
二人ともいき
肩で息をしながら
「思い出した?それにわかった?」
と、聞かれて
コクンと頷いた。

その日は、ベッドから出してもらえずに
凪は、25日の夜にイギリスに戻った。

凪は、
「連絡するから待っていろ。」
と、言葉を残して行った······

紫月は、コクンと頷いてみせたが
内心は、
一時の幸せな
クリスマスプレゼントだったと
思うことにした。
< 8 / 32 >

この作品をシェア

pagetop